ジェームズ・ヴィーチ James Veitch フランス 1864年Louis-Eugène-Jules Verdier 作出 5つ目のモスローズ。このバラの名は、19世紀にヨーロッパで最大規模のナーサリーを経営していたヴィーチ一族から取られています。 ヴィーチ商会は、1808年にジョン・ビ…
コンテス・オブ・ストラッドブローク Countess of Stradbroke オーストラリア 1928年Alister Clark 作出 バラの名前の元となった人物は、第3代ストラッドブローク伯爵(1862-1947)の妻、ストラッドブローク伯爵夫人 Helena Violet Alice Fraser(1871-1949…
コマンダン・ボールペール Commandant Beaurepaire フランス 1864年Moreau Robert 作出 ピンクに紫がかった濃いピンクの縞が入る華やかなバラ。 名前の元となった人物はフランス革命時代の軍人です。ニコラ・ジョセフ・ボールペール(Nicolas Joseph Beaurep…
ゴッド・フリーウィン Godfrey Winn スペイン 1968年Simon Dot 作出 整った形のモーブ色のバラは、イギリス生まれのジャーナリストで、俳優、作家でもあった、ゴッド・フリーウィン氏(Godfrey Herbert Winn 1906-1971)の名前を冠しています。 デイリー・ミ…
クロード・ブラスール Claude Brasseur フランス 2006年Meilland International 作出 一枚しか写真がないので、こちらも後日、撮影して追加したいと思いますが、名前の元となった人物、クロード・ブラスール氏(1936-2020)は、フランスの俳優です。モーター…
オードリー・ウィルコックス Audrey Wilcox イギリス 1948年John Wilcox 、Gareth Fryer作出 花びらの裏が白っぽく、濃いピンク色の花の中央に黄味が差す複色のバラ。 このバラは作出者のジョン・ウィルコックス氏の亡き妻の名前がついたバラです。どういう…
オーギュスト・ゲルブ Auguste Gervais フランス 1916年Barbier Frères & Compagine バラの名前の元となった人物、オーギュスト・ゲルブ(Auguste Louis Joseph Gervais 1857-1917)は、フランスのジャーナリスト、政治家です。 陸軍学校で学び、軍人となり…
エナ・ハークネス Ena Harkness イギリス 1946年Albert Norman 作出 リッチな深い赤。くるくると反り返る花びらが不思議な花形を作っています。 「エナ・ハークネス」という名前がどうしてついたかには逸話が残っています。 このバラを作出したアルバート・…
エイミー・ヴァンダービルト Amy Vanderbilt アメリカ 1956年Eugene S. "Gene" Boerner 作出 このバラの名前のもととなった人物、エイミー・ヴァンダービルト(Amy Osborne Vanderbilt 1908-1974)は、アメリカの礼儀作法の専門家です。 1952年に出版した礼…
ウィリアム・ロブ William Lobb フランス 1855年Jean Laggay 作出 腺毛がたくさん生えているモスローズ。モスローズとしては、4種目の紹介です。花色が咲き始めは赤紫で、時間が経つと青みがかってくるのが趣があります。 写真が一枚しかないので、また撮影…
イギリス海軍の軍人の名前がついたバラ。 アドミラル・ロドニー Admiral Rodney イギリス 1973年Cliff Trew 作出 イギリス海軍提督 ジョージ・ロドニー(George Brydges Rodney 1719-1792)にちなんで名付けられたバラです。 ジョージ・ロドニーは、フランス…
アンヌ・ビルンハク Anne Birnhak イギリス 2010年Gareth Fryer 作出 名前の元となったアンヌ・ビルンハクさん(本当は発音が全然違いそう)については、情報は少ないのですが、ジャーナリストで、情熱的な園芸家であり、花の写真家だそう。 今はもう行って…
横浜イングリッシュガーデンのバラのトンネルを飾るバラの一つ。 アレキサンダー・ジロー Alezxander Girault フランス 1907年Barbier Frères & Compagnie 作出 このバラも交配にテリハノイバラ(照葉野薔薇)が使われています。 前回紹介した「アウグスタ・…
横浜イングリッシュガーデン(YEG)バラのトンネルのアーチに絡むバラから、人名にちなむバラを紹介します。 中央の白バラ ↓ アルベリック・バルビエ Albéric Barbier フランス 1900年Barbier Frères & Compagnie 作出 作出者のBarbier Frères & Compagnie …
バラには人名に由来する名前がついたものが多くありますが、教養が欠けている上に、記憶力も衰えて、名前を見ても「?」となることもしばしば。今年はそんな「どちら様?」なバラを「ちょっとした顔見知り」くらいにしていきたいと思います。 アウグスタ・ル…
國枝啓司氏作出の「和ばら」3 みやび Miyabi 日本 2014年 國枝啓司 作出 『咲き始めは、紫色を帯びた剣咲き。そこから日をおうごとにどんどん開き、最後にはダリアのような花姿に。開くとともに、中央部にブラウンを帯びた色合いを見せ、その色合いが、とて…
國枝啓司氏作出の「和ばら」2 かおりかざり Kaorlikazali 日本 2012年國枝啓司 作出 麗しい香りと、華やかな花姿。花飾りならぬ、「香り」を飾ることをコンセプトに掲げたバラ(「和ばら」サイト解説より) 四季の香ローズガーデン アプリコット、オレンジ…
2025年、始まりました。年初めは、和の雰囲気なので、「和ばら」シリーズのバラから始めたいと思います。 國枝啓司氏作出の「和ばら」1 あおい Aoi 日本 2007年國枝啓司 作出 作出者の國枝氏にお孫さんが生まれた際に、そのお子さんのために作出されたバラ…
花の力に助けられ 2024年も残すところあと数時間。今年も、色々な花に力をもらいました。 今年最後に紹介するバラは、横浜イングリッシュガーデンのバラ、80種目。「フラワー・パワー」です。 フラワー・パワー Flower Power イギリス 1998年Gareth Fryer 作…
甘いゴールド・メダル 今年、2024年も残りわずかです。今年の漢字は「金」ということなので、「金=ゴールド」の名がつくバラ。 ゴールド・メダル Gold Medal アメリカ 1982年Jack E. Christensen 作出 黄色いバラは、太陽光に照らされていると、本当に輝い…
メリークリスマス! クリスマスにつきもののケーキにちなむバラ。 ショートケーキ Shortcake 日本 1981年鈴木省三 作出 花びらの表が赤で、裏が白のかわいいミニバラ。ショートケーキという名前が似合っています。 昨日、クリスマスイブに用事で行ったデパー…
白バラの傑作 港の見える丘公園にて 雪にまつわる名前のバラ、最後に紹介するのはこちら。 ホワイト・クリスマス White Christmas アメリカ 1953年Howard & Smith 作出 香りもよい美しい白バラです。純白ではなく、アイボリー調で温かみが感じられます。 横…
好物 ?! 赤いつぼみから白い花が咲くおしゃれなバラ。 ブールドネージュ Boule de Neige フランス 1867年François Lacharme 作出 「Bouel de Neige」とは、雪の玉のこと。このバラの英語名は「Ball of snow」写真は開きかけのところで、完全に開くと白くなり…
シュークリームじゃなかった 名前はフランス語だけれど、日本生まれのバラです。 シューラネージュ Sul la Neige 日本 2013年木村卓功 作出 花びらがクシュクシュしてかわいいスプレー缶からプシューッと出したホイップクリームみたい シューラネージュ、ネ…
日本人の美意識 銀世界 Ginsekai 日本 1997年京成バラ園芸 作出 花の大きさは中輪。優しげでやわらかな印象ですが、整った花形、白バラならではの品格、気高さを感じさせます。 京成バラ園副園長の佐々木猛氏によると、日本では海外と比べて、非常に多くの白…
風格 誕生から55年目、白バラの銘花です。 新雪 Shinsetsu 日本 1969年鈴木省三 作出 半剣弁高芯咲きの白い花。「新雪」古風で格調を感じさせる名前です。花形も端正。 ↑ 以上 横浜イングリッシュガーデン ↓ 中之条ガーデンズ 新雪はクライミング・ローズ(…
名付け親はマダム ぽんぽん咲きがかわいい。 雪あかり Yukiakari 日本 2005年コマツガーデン 作出 「雪あかり」とは、積もった雪の反射で、夜もあたりが薄明るく見えることを言います。このバラがいっぱい咲いている前に立つと、目の前が明るくなるよう。夕…
雪やこんこ 楚々とした花姿ですが、トゲは多め。 淡雪 Awayuki 日本 1990年鈴木省三 作出 濃い緑の照り葉に、ぽってりした少し厚めに感じられる白い花びらと黄色い蕊がとてもよく映えます。つぼみから開き始めはクリーム色なのもすてき。 「淡雪」は、春の季…
第7回 ぎふ国際ローズコンテスト銅賞受賞 東京ではまだ雪を見ていませんが、初雪は年明けかな? 雪っ子 Yukikko 日本 2002年上山洋 作出 ↑ 横浜イングリッシュガーデンの「ローズ&ペレニアルガーデン」。奥側のバラはアイスバーグ。 なんともかわいらしい…
ダブル受賞 小春日和とは、晩秋から初冬にかけての晴れた暖かい日のこと。だいたい11月〜12月初旬あたり。このところ東京は、まさに小春日和といった日が続いています。 小春日和 Koharubiyori 日本 1993年安田祐司 作出 ↑ 上の三枚は、2024年の5月、横浜イ…