極小サイズの花が咲くバラです。
このバラ、名前の読み方からしてちょっとはっきりしなくて(アイミ、エミとも)、つるバラの「安曇野」との交雑によってできたとあったりします。
おそらく日本で発見、作出されたものだと思います。
愛美 Ami
花は本当に小さくて、1cm程度。
樹高も30cmくらいにしかならないようです。トゲもありません。
盆栽に使われるとあって、そういえば、何度か盆栽展で見かけた気がするので、またどこかで巡り合ったら、写真を追加したいと思います。
検索画像に上がってきた苔玉に植えた姿とか、とてもかわいい。
周りの植物の葉っぱと比較するとその小ささがわかると思います。
多分、来園者で気づかずに通り過ぎてしまう人も多いのではないかな。
「愛美」については、情報がないので、ちょっと別の話。
この数年、行ってみたいと思っていたフラワーパークや庭園で、閉じてしまったところが、何ヶ所かありました。
来園者の減少、人手不足、異常気象による災害や植物の生育状況への影響など色々な理由があると思うのですが、残念です。
一方で、リニューアルして再生している場所も。
先日、YouTubeを見て知ったのですが、今、神奈川県綾瀬市にある光綾公園のバラ園がリニューアル中とのこと。
あまり広くなさそうですが、監修は横浜イングリッシュガーデンや中之条ガーデンズのバラ園を監修されている河合伸志氏。
綾瀬市の計画を見ると、「世界各地のテーマで構成し、世界を旅するように散策できます。」とありました。
パステルカラー調のイングリッシュローズを取り入れたスタンダードなバラ園、オセアニアの植物とバラを合わせたエリア、原色のバラを配したトロピカル・南国イメージのエリア、アフリカや南米の乾燥帯の草原をイメージしてアプリコットや茶系のバラを配したエリア、ワイルドローズを中心にしたエリアなど、とても興味深い。
ホワイトガーデンもあって、「針葉樹の森に雪が降り積もった冬の景色をバラで表現」とあり、期待が高まってしまいます。
当初の計画では、今年の5月にオープンでしたが、工事の進捗は予定通りでも、天候の影響によって、植物の生育が有料施設としてふさわしい状態に達しないということで、来年の5月オープンを目指しているとのこと。
やっぱり、庭は、1、2年ではなかなか。
年数が経って、庭にそれぞれの植物が馴染んで、お互いを引き立て合うような状態になってこないと・・・というところはあります。
夏の暑さ、大雨、台風、農薬使用回数の規制など、近年の庭を取り巻く状況を考慮した新しい、バラ園の出現となるのではないでしょうか?
おそらく、バラの選定も病害虫に強いものが中心に選ばれると思います。
河合氏がどんなバラを選ばれたのかを見るのも楽しみだし、「植物マニア」と自ら仰る河合氏のことですから、他の植物の選定もすごく楽しみ。
YEGにある樹木もかなり凝っているので、何か珍しい、興味深いものが見られるのじゃないかな・・・
そうは言っても予算もあるし、管理面のコストとか諸々あるでしょうから、過度に期待しすぎないように、楽しみに待ちたいと思います。