ロサ・セリケア・プテラカンサ Rosa sericea pteracantha
ヒマラヤ、中国原産のバラ。
1890年頃に、フランスの宣教師ジャン・マリー・デラヴェ(Jean Marie Delavay)が発見し、その後、1900年にイギリスの植物学者・プラントハンターのアーネスト・ヘンリー・ウィルソン(Ernest Henry Wilson)によって発見された(らしい)。
別名は、ロサ・オメイエンシス・プテラカンサ(Rosa Omeiensis Pteracantha)とあるのですが、それぞれ別物のような表記もあり、よくわかりません。
セリケアというのは「絹のような」という意味らしく、オメイエンシスというのは、峨眉山(オーメイシャン)から。
中国語では Rosa Omeiensis f. Pteracantha を「扁刺峨眉薔薇」というようです。
f. が入っているから、ちょっと違う品種?
写真を見るとローズヒップの雰囲気が違う感じ・・・
でもまあ、ごく近い品種ということだと思います。(ざっくりですみません・・・)
それにしても、すごいトゲです。新芽で生えてくる時は、トゲが真っ赤で、光に透け、とても美しいので、そのトゲゆえにこのバラを愛でる方もおられるそう。
そして、普通、一重のバラは花びらが5枚のところ、このバラは花びらが4枚なのも特徴的です。
ローズヒップや新芽の赤いトゲも見てみたい。
いつかどこかで出会ったら、また写真を追加します。