5月の横浜イングリッシュガーデン(YEG)は、テーマ別の庭から庭へと歩いて行くと、次々と目も眩むような光景が目に入ってきて、浮き足だってしまいます。
バラと様々な花の共演も楽しめます。中でも、クレマチスとの取り合わせは目を引きます。
紫のクレマチスが和の印象で、バラの花びらが、ひだひだなので、ふと十二単をイメージしました。
花色の方がずっと鮮やかだけれど、蘇芳色と紫色の組み合わせ「紫苑襲」。
バラの名前は「パープル・スプレンダー」Purple Splendor
Splendorの意味は「輝き、光輝、光彩、華麗、豪華、壮麗」など。
パープル・スプレンダー Purple Splendor
イギリス 1976年
Edward Burton Le Grice 作出
バラだけでも十分、豪華だけれど、花びらの複雑なバラに対して、シンプルなクレマチスの花を配すことで、より美しさが際立っているように思います。
作出者のEdward Burton Le Grice(1902-1977)は、3つ前に紹介した「ニンバス」の作出者 Bill Le Griceの父です。
つぼみが開いたばかりの凝縮したような色味もステキ
さらに明るい黄緑色を加えると
庭を回りながら、思わず感嘆のため息が出てしまう・・・