こちらのバラは、YEGのインスタグラムの河合伸志氏のコメントによると、「趣味家として育種に取り組む入谷新一郎さんが伊豆半島の民家に生えているのを見付け、持ち帰った株です。いわゆるミステリー・ローズの1つです。」
とありました。
咲き進むにしたがって、花の雰囲気が違って見えます。
京劇に出てくる美人を思わせるような艶やかさ。
木に絡むようにして配されているんですが、その木というのが、こちら↓
桜なんですよ。ご無体な・・・という感じもしますが。
この桜もとってもきれいなんです。
紅豊(ベニユタカ)
桜の花が散った後は、さらにこんなことになっています。
ナニワイバラとダブル巻き。
豪奢ですが、桜の木は大丈夫なのかな?
「ロサ・キネンシス・スポンタネア Rosa Chnensis Spontanea」 というバラは、1884年に中国で発見されたバラで、いっとき行方がわからなくなっていたのを、日本のプラントハンターの荻須樹徳氏が、1983年に再発見したのだそう。
色々な園芸種のバラの基本となっているコウシンバラの野生型・つる性種です。
こちらのミステリー・ローズもコウシンバラの系統に連なるということで、発見地の伊豆にちなんででしょう、「ロサ・キネンシス・スポンタネア・イズエンシス」と呼んでいるそうですが、どんないきさつで、伊豆半島の個人宅へたどり着いたのでしょうか?
ロマンをかき立てるバラですね。