浜名湖花博2024で出会ったバラ3

レッド・ネリー

浜名湖ガーデンパークのバラ園を訪問した際は、まだほとんどのバラがつぼみの状態でしたが、原種に近いバラたちがシーズンに先駆けて咲いていました。

 
レッド・ネリー Red Nelly

撮影場所:浜名湖ガーデンパーク

 

「レッド・ネリー」は、作出年、作出国、作出者も不明のバラで、名付けの由来もわかりませんでした。
濃いピンクに黄色の蕊の取り合わせがかわいらしく、花びらの裏側が白っぽいのが目をひきます。

 

西アジアからヨーロッパを原産地とし、白い一重咲きの「ロサ・スピノシッシマ」を原種とするスピノシッシマ系のバラです。
スピノシッシマ(spinosissima)というのは「トゲが多い」というラテン語。

このバラも細くて長いトゲが目立ちます。
赤みを帯びた黒い実をつけ、紅葉も美しいそうです。

 

本降りの雨になり、バラ園には誰もいませんでした。
雨粒をいっぱいつけて可憐に咲いているバラたちに挨拶。
時には株元にしゃがんで写真を撮ります。
そうしていると、バラと私、一対一で対面している、そんな喜びがふつふつと湧いてくるのです。
植物オタクというのは楽しいものです。

 

*追加 2024.4.30 横浜イングリッシュガーデンの「レッド・ネリー」