Portraits of Roses

横浜イングリッシュガーデン(YEG)のバラを中心に様々なバラを紹介します

ダーク・チェリー・パイ Dark Cherry Pie

ダーク・チェリー・パイ 食べちゃいたい!

バラの名前には、お酒やお菓子などおいしそうな名前がついているものが結構たくさんあります。

お酒なら、ワイン、ウィスキー、カクテル、シャンパン、ブランデー・・・
お菓子なら、キャンディ、キャラメル、チョコレートにケーキ、パイもあるんです。

 

ダーク・チェリー・パイ Dark Cherry Pie

2006年 イギリス
クリス・ワーナー 作出(Christopher H. Warner)

 

黒味がかったツヤツヤした葉っぱと渋い花色がシックでおしゃれ。
つぼみから開いてきたところ、本当にダークチェリーを連想させる。
背景の板塀もいい感じです。

涼しいところだと、より濃厚な色味になるそうです。
YEGでも秋だったら、もっと深い色合いが見られるかもしれません。

作出者のクリス・ワーナー氏は、イギリス・シュロップシャー州ニューポートに拠点を置き、様々なバラを生み出しました。
お得意な分野の一つは、つるバラ。

「ランブラーローズ」と呼ばれる、日本の野バラやテリハノイバラなどの原種を交配親とする品種。
また、「パティオクライマー」という、従来のつるバラのように大きくなり過ぎず、四季咲き性に優れ、小さな庭でも気軽に楽しめるバラを作り、その一連の品種で、一躍、ワーナー氏の名が世界で知られるようになったそうです。

もう一つのお得意分野は、ハイブリット・ペルシカ。
ロサ・ペルシカの交配種です。花の中央に赤い目(アイ、ブロッチ)が入るバラ。
港のみえる丘公園で撮ってきたばかりの写真があるので、次回ご紹介します。