Portraits of Roses

横浜イングリッシュガーデン(YEG)のバラを中心に様々なバラを紹介します

誰もいない横浜イングリッシュガーデン

そして誰もいなくなった

ゴールデンウィークも終わり、今日あたりなら、横浜イングリッシュガーデン(YEG)の早朝開園に行けば、空いているのでは?

と思って出かけたのですが、甘かった。
8時ちょっと過ぎに入り口に着いた時には入園する人の列ができていました。
早朝開園の間は、それほどの混雑ではなかったけれど、通常開園の10時を過ぎたら続々と人が増えて、園内の小道では、すれ違うのが大変。
写真に人を入れないようにして景観を撮るのはほぼ無理で、個別の花を撮ってまわりました。

朝からいいお天気のこんな日は、遅めの時間になれば、人も少なくなるでしょうが、なかなか庭に自分一人だけ、という状況になるのは難しそう。

 

でも、週の前半、朝から雨で途中雨脚が強くなり、ようやく15時すぎに雨が上がってきた日に、迷った末に出かけたYEGで、「怖いほどにきれいな場所に、ただ一人いる」体験をしました。

園内のバラというバラに雨粒が

 

太陽の光はないけれど、スマホで切り取った瞬間に思わずため息

 

まずは、入り口を入って左手の「ローズ&グラスガーデン」から回りました。
こちらは、オレンジや茶色、渋いピンクや赤など、色変わりするバラ、ニュアンスのあるバラが多く集められていて、アンティーク、ノスタルジックな雰囲気のあるエリアです。

サーモンピンクの花びらが一体何枚あるのか! 「真宙」(左)のアーチ

 

お隣は「ローズ&ハーブガーデン」
こちらは、明るく軽快な雰囲気のエリア。ピンクや薄紫のバラを中心に、明るい葉色の木々やハーブが取り合わされて、香りも良いのです。

 

次は中央路を挟んで、向かい側の「ローズ&ペレニアルガーデン」
白にも色々ある。

 

入り口寄りの「ローズ&クレマチスガーデン」
こちらは、赤や紫、濃厚な色合いのバラが集められて、重厚でシックな雰囲気。

 

バラの時期にだけ、オープンする「ときめきガーデン」
結婚式場がお隣にあるのにちなみ、恋、愛、情熱といったイメージの赤いバラを中心に植栽されています。

 

奥に広がる「ローズ&シュラブガーデン」は、7色のバラを主役に灌木や宿根草を組み合わせてあるエリア。

しっとりと落ち着いた雰囲気。

小道が巡らされていますが、草木が濡れてしだれていたので、この日は小道には分けいらず。

 

一回りした後に

風が吹いて、アーチから花びらが舞い落ちてきました。
太陽の光があったら、花色がもっと鮮やかに輝くばかりになると思うけれど、雨後の落ち着いた庭もいいものでした。

最初の頃は、他にもお客さんを見かけたけれど、写真を撮っていて、ふと気づいたら、庭に誰もいませんでした。
静かで、なんだかちょっと現実離れした不思議な感じ。
もう閉園時間!?と焦ったけれど、6時にはまだもう少し。

後ろ髪引かれつつ、シャトルバスの乗り場へ。
誰もいない、と思ったけれど、バス乗り場にはポツポツと人が集まってきました。

こんな日を狙って来た人もいるのかもしれません。
シーズン中に数度見に行く機会があるのなら、雨上がりを狙って見に行くのもおすすめです。