浜名湖花博2024で出会ったバラ2

はままつフラワーパーク・モッコウバラに覆われたバラ園の門

 

今回は人名のついたバラを紹介します。

 

「ロビー・バーンズ」Robbie Burns

1986年 イギリス 
デビッド・オースチン 作出
撮影場所:はままつフラワーパーク

↓こちらは横浜イングリッシュガーデンで2023年に撮影したもの

バラの名前の元になった人物、ロビー・バーンズ(ロバート・バーンズ 1759-1796)は、スコットランドの国民的詩人。
英語とスコットランド語で作詩し、スコットランド民謡の収集や普及にも力を注いだ方です。
日本の「蛍の光」の原曲「Auld Lang Syne」もバーンズが収集し歌詞をつけたものだとか。

 

バーンズの誕生日1月25日前後には、バーンズ・ナイトとかバーンズ・サパーと言って、バーンズの生涯と作品に敬意を表し、お祝いの夕食会をするのだそう。
スコットランドだけでなく、世界中の移民たちの間でも行われており、その日は、バーンズの詩「Address to a Haggis(ハギスに捧げる詩)」を朗読した後、メインディッシュであるハギスに入刀し、切り分けて食べ、ウィスキーを飲み、最後には皆で手をつないで「Auld Lang Syne」を歌うのだそうです。

 

ハギスというのは、羊の内臓のミンチとオートミール、牛脂、玉ねぎ、スパイスなどを混ぜ合わせ、羊の胃袋に詰めて蒸したり、ゆでたりした料理。ウィスキーを振りかけて食べたりするんだとか。

クセが強そう。好き嫌いが分かれる料理でしょうね・・・
私的には羊肉も苦手だし、ハードル高すぎる。

 

バラの「ロビー・バーンズ」は淡色の優しいほんわかした雰囲気だけれど、詩人の方は惚れっぽいというのか、短い生涯に何人もの女性と関係を持った "恋多き男" だったそうです。

このバラも春にしか咲かない一季咲です。

 

はままつフラワーパークのバラ園の様子(4/21) ↓

この時は緑いっぱい!って感じでしたが、これからどんどん華やかになっていくのでしょうね。