今年、10月14日で閉園になってしまった銀河庭園の最後の姿。
いい写真が撮れたわけではないのだけれど、名残惜しすぎて選べなくて・・・
ボートレースガーデン
イギリスのオックスフォード大学とケンブリッジ大学のボートレースをテーマにしています。
バニー・ギネス氏が2004年にチェルシー・フラワー・ショーで準金賞を受賞した作品。
オールが柵になっている。奥側の塀も凝っています。
知的でしゃれた庭です。
写真ではその雰囲気がなかなかうまく出せず。
遠くの方に白いパンパスの穂が目立つ箇所が。
近寄ってみたらなんと、龍がいました。
ドラゴンガーデン
1998年 チェルシー・フラワー・ショーで、バニー・ギネス氏が金賞を受賞した「薬草商人の庭」のデザインをモチーフにしているそうです。
「ホビット」の世界みたい。
龍の顎の下にふさふさしたグラス、歯の間からシダが飛び出ているのも味があります。
段々部分にはダリアなど色とりどりの花
ベアガーデン
天気がよければ、枯れ色が素晴らしく映えることと思います。
流木のクマは橋を渡った向こう側にも一頭、近くの池の中の島にも立ち姿のクマがいます。
奥側、クマの後ろに続く石段がまるで神殿への道のよう。
石段を登る上側には、横手にあるドラゴンガーデン側から入りました。
ハーブガーデン
上の建物を抜けるとポタジェが出現。
ポタジェ
あたりに、新鮮でみずみずしい爽やかな香りが漂っています。食欲が湧いてくるよう。
タンポポみたいな葉っぱはチコリの仲間かな?
右側は↑ 豆のアーチ
敷石にもこんな意匠が凝らされています。
さらに奥へ。
何かの野菜をかたどったと思われる門柱の飾り。
ブロッコリー? カリフラワーかな?
タイガーガーデン
最上段に位置するのは、サルベージガーデン。
こちらは、廃棄された鉄筋や車などから甦った廃材作品が置かれていて、ちょっと他にはない独特な雰囲気。
こちらも龍のモチーフ
階段部分に使われているのは缶? こちらは瓶底でしょうか?
ツタ植物の絡みつくアーチも、元はなんだったのでしょう?
よく見ると小鳥が
人間の手がけた造作物と自然が時を経て混然と混じり合ってきています。
下側から神殿のように見えていた建物の壁面もこんなに凝った作り。
この場所から視線の真っ直ぐ先には、メドウの廃墟のような建物が望めます。
とても幻想的。自分が物語の中に迷い込んでしまったかのようです。
こんなにも特異で美しい庭が失われてしまうとは・・・
ため息しか出ないのです。
Farewell, Galaxy 'Ginga' Gardens.