かわいらしい小花。
ロゼ・ダンジェ Rose D'ange
日本 1996年
河合伸志 作出
YEGのローズ&ハーブガーデンに配されているバラ。
大きな鉢にハーブのタイムと一緒に植えられています。
名前は、作出者の河合伸志氏の友人がワインにちなんで名付けたそうです。
お酒はほとんど飲めないので詳しくないのですが、Rose D'ange (ロゼ・ダンジュ)というのは、フランスのロワール地方のアンジュ地区で生産されるロゼワインのことを言うそうです。
フランス三大ロゼワインの一つで、後の二つは、プロヴァンスとタヴェル。
ロゼ・ダンジュは、グロロ種というブドウをメインして作られ、透明感のあるサーモンピンク色。やや甘口でベリーなどのフレッシュな果実味を感じさせる爽やかな飲み口だとか。
ワインを飲みなれていない人にも受け入れやすいとありました。
フランスでは、2000年代に入って、ロゼワインの消費量がどんどん増えていき、今では、白ワインを抜いて赤ワインに次ぐ消費量になっているのだそう。
ロゼの人気の理由としては、どんな料理にも合わせやすい、熟成の時間が少なく比較的安価である、特に若者に人気があるのは、インスタ映えするから・・・
またロゼ消費国第二位のアメリカでは、健康志向、ヴィーガンやオーガニック市場の広まりなどから人気が出たと考察されています。
日本ではロゼは桜の季節に合わせて飲んだりするそうですが、フランスでは、夏こそロゼ。
ヴァカンス先の海沿いのレストランやホテルのバルコニーで、よく冷やしたロゼワインを海を眺めながらいただく・・・おしゃれですね。
自分には縁がないな〜と思ったけれど、そういえば、イタリアのチンクエテッレの海岸のレストランはシチュエーションばっちりでした。
同行者二人は飲める人。ご当地特産のデザートワイン「シャケトラ(Sciacchetrà)」を注文したのですが、一見普通の白ワインが供されました。一応ごく少量だけど、私も神妙に味わってみたんですが・・・
あとで、やっぱりあれは違うのでは?ということになり、バールに入り直したところ、シャケトラ飲み比べセットみたいのがあって、出てきたのは色からして全く別物でした。
レストランでは、発音が難しくて通じなかったみたい・・・
海沿いの断崖のような斜面の畑で育てられたブドウの独特な風味がある、琥珀色で甘くてコクのあるワイン。
イタリア人でもお酒もコーヒーも飲まないという人がいると思うけれど、レストランで、食事中にワインも飲まず、食後のコーヒー(苦手)もいただかないというのは、締まらないというか、食事として不完全というか・・・お子ちゃま感が。
日本ではお酒を飲みたいとも思わないけれど、外国に行くと、飲めないのがちょっと残念な気がします。
後ろのベンチも絵になりますね。
YEGにはいくつか個性的なベンチがあって、撮影スポットにもなっています。
この鉢に植えてあるバラは、少し遅咲きの印象。
こんなふうに小花のバラとハーブを一緒に鉢に植え込むのもいいですね〜
ベランダでも楽しめそうです。