2024-01-01から1年間の記事一覧
左上:あずき 右上:リトルチョコ 前回、紅茶に関するバラを取り上げたので、今回はコーヒーにちなむバラ。上の写真の下側に咲いている薄ピンクのバラ。 カフェオレ Cafe Ole アメリカ 1990年Ralph S. Moore 作出 こちらもまたおしゃれな色合いのバラ。YEGの…
コレクションがやめられない 前回のバラが「ミントティー」だったので、お茶つながりのバラを。 ティー・クリッパー Tea Clipper イギリス 2006年デビッド・オースチン作出 すてきな色。オースチンのバラって、品があって名付けも含めて、ロマンチック。 「…
お砂糖入れる? こちらのバラも切り花品種です。YEGのホワイトガーデン「ローズ&ペレニアルガーデン」を囲む塀際にありました。記憶がちょっと曖昧ですが、鉢植えだったかもしれません。 ミント・ティー Mint Tea 日本京成バラ園芸 作出 切り花品種なので、…
名付けの楽しみは? 横浜イングリッシュガーデンには、切り花品種のバラも植えられています。こちらも多分切り花品種だと思います。 アンティーク・ブーケ Antique Bouquet オランダ De Ruiter 作出 De Ruiter社は、オランダのアールスメール近郊にある、切…
山の字 ファンシー・ラッフル、ファイヤーワークス・ラッフルと紹介したので、ラッフルローズ・シリーズの他のバラも。横浜イングリッシュガーデン(YEG)の「ときめきガーデン」に配されています。 グラマラス・ラッフル Glamorous Ruffle オランダ 2014年I…
「花火」という名のバラ 先週末、花火大会に行ったので、花火にちなんだバラを紹介します。横浜イングリッシュガーデンでは、鉢植えでした。↑花が咲いた状態のものが撮影できなかったので、以下の開花写真は昨年5月末に訪れた京成バラ園のものです。 ファイ…
チミチミかわいい 極小サイズの花が咲くバラです。 このバラ、名前の読み方からしてちょっとはっきりしなくて(アイミ、エミとも)、つるバラの「安曇野」との交雑によってできたとあったりします。おそらく日本で発見、作出されたものだと思います。 愛美 A…
ホワイト・ガーデン つぼみが全開したら、まさに「夏の雪」。 サマー・スノー Summer Snow アメリカ 1938年Charles H. Perkins 発見 横浜イングリッシュガーデンの白バラを集めたエリア、ローズ&ペレニアルガーデンに植栽されているバラ。 このバラは、1936…
ひらひら〜 シーアネモネと似ていますが、こちらは、つるバラです。 ファンシー・ラッフル Fancy Ruffle オランダ 2015年Interplant Roses 作出 Interplant Rosesのバラには新奇なものが多いのですが、耐病性は劣るそうです。特にオランダと気候の違う日本で…
イソギンチャク 「空蝉」「風花火」「桜貝」と紹介してきたので、もう一つ夏っぽい名前のバラを。 シーアネモネ Sea Anemone オランダ 2018年A.J.H van Doesum 作出 こちらのバラは、オランダ、ユトレヒトに近いハルメレンにある世界的な育種会社 Interplant…
思い出の品いろいろ 横浜イングリッシュガーデンの入り口を入ってすぐのところに配されていました。 桜貝 Sakuragai 日本 1996年平林浩 作出 作出者の平林浩氏は、京成バラ園芸の鈴木省三氏に続く育種家2代目。 青味系のピンクでエレガントな花姿ですが、と…
恋は、遠い日の花火となりました 子供の頃の夏休み、今くらいの時期になると、やり終えてない宿題のことが青空の端に雨雲が姿を表し、だんだんと灰色が広がってくるように気持ちにのしかかってきました。夏休みの頭に予定表を作って、計画的に始めたつもりな…
源氏を振った女 しばらく素朴なバラが続いたので、今回は少し華やかなバラを。 8月あたまに訪れた横浜イングリッシュガーデン、セミが盛んに鳴いていました。あちこちでセミの抜け殻も見かけました。 セミの抜け殻=空蝉と言ったら、『源氏物語』の空蝉の君…
「ビーナス誕生」に描かれたバラ? 純白の花びらに黄色いしべが美しい。こちらも古いバラで、失われた古代のロサ・アルバに最も近いと言われている種。 ボッティチェッリの絵画「ビーナス誕生」に描かれているバラが、このアルバ・セミプレナではないかと言…
春、いち早く咲く ハイブリッド・スピノシッシマ系(スコッチ・ローズ)の品種の一つ。スピノシッシマというのは「トゲが多い」というラテン語、このブログで以前取り上げた、「レッドネリー」もハイブリッド・スピノシッシマ系。 メアリー・クイーン・オブ…
8月初旬、横浜イングリッシュガーデンでは、もうローズヒップが色付いてきているバラがありました。 ロサ・ダブリカ Rosa Davurica 別名:ヤマハマナス アジア東北部原産で、東シベリアなど寒冷地に多く、日本では、北海道や長野県の山地に自生しているそう…
火の精霊 横浜イングリッシュガーデン(YEG)の入り口前の植栽に使われているバラ。 サラマンダー Salamander 日本 2016年河合伸志 作出 河合伸志氏が鹿児島・鹿屋をイメージして作出されたバラです。火山から溶岩が噴き出るようなドラマチックな絞り模様が…
「妖精ばららちゃん」誕生のバラ 鹿児島県の鹿屋オリジナルのバラです。横浜イングリッシュガーデンの「ときめきガーデン」エリアに植っています。 プリンセスかのや Princess Kanoya 日本 2006年鹿屋市作出 花びらの表が赤で裏が白 バラのそばに、「桜島小…
希望を託されて 8月に入って、訪れた横浜イングリッシュガーデンで、炎天下でもたくさんの花をつけていました。 サザン・ホープ Southern Hope 日本 2014年河合伸志・宮地秀作 作出 夏の花はクリーム色に近い色合いですが、春は淡いピンク。 2024年 春 ↓ 咲…
夏の暑さにも負けず 横浜イングリッシュガーデンの木陰エリアに咲いていました。バニラアイスクリームを思わせる色合いがとてもすてき。 春の花 ↓ ジーン・ティアニー Geane Tierney フランス 2006年以前Dominique Massad 作出 作出者のドミニク・マサド(Do…
真夏の横浜イングリッシュガーデン 今年の夏は暑さが本当にきつくて、今までに経験したことがないくらい夏バテしています。それでも植物を見に行く時だけは気力が湧くので、思い切って横浜イングリッシュガーデンに行ってきました。 夏のディスプレイが爽や…
料理人の名前がついたバラ 3回にわたり、Tom Carruth氏作出のバラを紹介してきましたが、最後に紹介する「ジュリア・チャイルド」は、彼の育種者としてのキャリアの中で、最も有名なバラかもしれません。 Carruth氏がインタビューで語っています。 ーーお気…
ベティちゃん 2023年5月撮影(YEG) Tom Carruth氏 作出のバラ、3回目は、かわいらしい花姿の「ベティ・ブープ」を取り上げます。 ベティ・ブープ Betty Boop アメリカ 1999年Tom Carruth 作出 今年のYEGでの春の姿は撮り損ねてしまい、上の二枚は、2022年…
トレンドを予測 「シンコ・デ・マヨ」とは不思議な響きの名前です。ついダジャレ好きのオヤジさんみたいに、「お新香にマヨネーズ」なんて図を思い浮かべてしまい、軌道修正が必要に (^^;; 「シンコ・デ・マヨ」とはメキシコのプレブラ州の祝日のこと。 1862…
夢をかなえた少年 前回と前々回、マスタードにちなんだ名前のバラを取り上げました。前にも少し書きましたが、バラには食べ物や飲み物にちなんだ名前のものが多くあります。 2024年春に横浜イングリッシュガーデンで撮影したバラだけでも食品関係の名前のつ…
お医者さんのバラ 前回、「ケチャップ アンド マスタード」を紹介しましたが、こちらもマスタードの名前がついたバラ。 ハニー ディジョン Honey Dijon アメリカ 2002年以前James A. Sproul 作出 ピンボケばかりになってしまいました↓ ハニー ディジョン Hon…
好物を連想してしまう・・・ 私はお酒もタバコもコーヒーもいただきません。といって、別に健康志向なわけではなく、むしろもっとヤバいかもしれない体に悪いものを断てずにいるのです。 それは、いわゆるジャンクフード。スナック菓子類。ポテチとかエアリ…
明治の歌人、小説家に捧げられたバラ 先日、デパートで買い物をした際に、お釣りに新5000円札が入っていました。初めて見た新札です。3Dホログラムがすごい! ハリーポッターの肖像画みたいです。 新5000円札に描かれているのは、津田梅子ですが、今回は旧5…
チャリティ ローズ 上の写真の右下の方に小ぶりなピンクの花を咲かせているのが、クイーンズ・ロンドン・チャイルドです。 クイーンズ・ロンドン・チャイルド Queen's London Child イギリス 2004年Harkness 作出 Queen's London Child 女王のロンドンの子供…
バラ色の人生 ビエ・ドゥー Billet Doux フランス 2010年以前Delbard 淡いピンクと白の絞り模様。甘い花姿に似つかわしい名前がついています。 ビエ・ドゥー(Billet Doux)とはフランス語で、「恋文」「ラブレター」のこと。 今、ネットで「恋文」「ラブレ…